【構造力学Ⅰ】荷重・反力・応力 ~基本の3つの力~
今回は構造力学における第一歩として基本的な3つの力である荷重、反力、応力について解説していきます。
構造力学における基本の3つの力 荷重・反力・応力
構造力学を学習する上で、荷重・反力・応力 この3つの力は必ず理解していかなければいけません。
今回は初学者の方にもわかりやすいように簡単に説明していきますね!!
身の回りにある建物や自分が住んでいる住宅といった建築物には様々な力が作用されています。
構造力学において力は荷重、反力、応力の3つに分けられます。
ではその3つの力について見ていきましょう!

荷重:自然現象によって構造物に作用する力。外力
(重力、地震、風など)
反力:荷重に抵抗して支点(基礎)が建物尾支える力。
応力:荷重と反力を受けて、構造物内を流れる力。
荷重について
まずは荷重についてです。
荷重は一番理解しやすい力だと思います。
まず私たちも感じることができる重力が挙げられます。
そのほかにも建築物には様々な外力(荷重)が作用します。
例えば地震動や風、積雪などによる重みなどです。

反力について
反力は荷重と違い、あまり聞き馴染みがないと思います。
なんとなくイメージしやすいように説明していきます!!

<イメージ>と書かれた画像を見てください
図のように力が加わるとします。
この時A,B,Cさんは棒の位置が動かないようにしなければいけません。
A,Bさんは鉛直方向に動かさないように上向きに力を出して棒を支えます。
Cさんは水平方向に動かないよう右向きに力を出して支えます。
実はA,B,Cさんは反力の役割を果たしています。
正確に理解できなくてもなんとなくイメージできれば十分ですよ。
応力について
応力も反力同様なかなかイメージしにくいと思います。
今後応力は構造力学を進めていく中でとても重要なポイントとなります。
理解できるように頑張りましょう!

<イメージ>のように重いものを持ち上げると、ものの重さは地面に伝わりますが
その間に人の腕や腰、脚に重さが伝わり痛くなったりしますね。
これが応力のイメージです。