【構造力学Ⅰ】構造力学におけるモデル化とは
建築物を構成する骨組みとは
モデル化とは何かについて学ぶ前に、まずは建築物を構成する骨組みの名称について確認しましょう。
下記にある用語は建築を学んでいく中で基本中の基本となる用語です。
柱…鉛直の骨組みのこと。建物の上部(屋根)を支えるもの。
梁(はり)…水平の骨組みのこと。柱に横たえ屋根や棟の重みに耐えるもの。
基礎…柱の下にあり建築物の重みを地面に伝えるもの。建物のおおもと。
基礎梁…柱の脚部を繋ぐ梁のことで基礎部分や地下部分を支えるもの。
接合部…柱と梁の交点のこと。
ちなみに接合部の種類とは...

この接合部の種類は今はそれほど重要ではないのでこんなのがあるんだ程度に知っていただければ結構です!
構造力学におけるモデル化とは?
それでは、各部分の名称が分かったところで、モデル化とは何かについて解説します。
建築物を構成する部材にはもちろん厚み、太さがありますよね。
構造力学では部材を1本線で表現するのです。
つまりモデル化とは実際の部材を簡単に表すために1本線などに置き換えるものです。
モデル化とは…構造物の仕組みを分かりやすくする表現。
計算がしやすくなる効果。

モデル化されたことで少し分かりにくい構造がシンプルなものになりとても分かりやすくなりましたね。
モデル化されたことによって見やすくなるだけでなく計算もしやすくなりますね。
今後皆さんは構造力学で計算問題を解いていくことになりますが問題文にはモデル化された図が出てきます。
一度理解すれば難しいものではないので慣れていきましょう。