【構造力学Ⅰ】支点・節点・荷重の種類
これから建築を学ぶ建築学生、また建築に興味のある方のためのサイトです。
学習のヒントにしてくださいね!
支点の種類
構造力学において支点の種類は『固定端』『回転端』『移動端』の3つあります。
3つの支点にはそれぞれの特徴があります。
今後計算問題を解いてく時にも関係してくるのでこの機会に大まかな特徴を把握してくださいね!

1つ目は固定端です。
固定端はイメージしやすいですね。
固定端は完全に固定されているため、水平移動も回転もできません。
2つ目は回転端です。別名『ピン』と言います。ピンと呼んでいる人の方が多い印象です。
ピンは水平移動はできませんが、回転は出来ます。
3つ目は移動端です。別名『ピンローラー』です。これもピンローラーと呼んでいる人の方が多いですね。
ピンローラーはローラーというだけあって車輪のようなものがついているイメージで水平移動も回転もできます。
イメージしにくい人は下図を見てください。
それぞれモデル化したときにどのようになるかもチェックしてくださいね。

今後これらは構造力学の計算問題では当たり前のように出てくるのでしっかり理解しましょう。
まとめると以下の通りです。

節点の種類
次は節点についてです。
節点は『剛節点』と『滑節点』の2種類です。
剛節点は部材が完全に一体化しているため動くことがありません。剛節点は「剛接合」と呼ばれます。
滑節点は別名ピン・ヒンジとも言います。その名の通りピンなどによって部材が回転することができます。滑節点は「ピン接合」と呼ばれます。
この2つの節点は下図のようなイメージです。

次はモデル化された2つの節点を見てください。
部材の交わる点に〇があるかないかの差なので簡単に覚えられますね。

荷重の種類
最後に荷重について解説します。
荷重は『集中荷重』『モーメント荷重』『等分布荷重』『等変分布荷重』の4種類です。

集中荷重とモーメント荷重は、荷重が「点」に加わるイメージで、
等分布荷重と等辺分布荷重は、荷重が「面」に加わるイメージです。
それぞれの荷重の計算方法についてはまた別のページで解説しているのでぜひチェックしてください!